今年は、メシアンの生誕100周年だそうで、各所でメシアンを取り上げたプログラムが組まれています。
先日のN響定期演奏会もその流れをくんでいるようです。
メシアン / キリストの昇天
ブルックナー / 交響曲 第7番 ホ長調
ブルックナー狙いで行ったコンサートなので、メシアンについては、予習も一切しておらず、初めて聴いた楽曲でしたが、コンサートを聴き終えた感想としては、メシアンのほうが印象深いものがありました。
ただし、それは演奏そのものの完成度の話というよりは、楽曲そのものに魅力があるという意味であり、あえて言わせてもらうならば、N響のトランペットにはかなり失望させられました。
その日のコンサートに足を運んだ方のブログなどをみれば、同様な印象が個人的なものではなく、皆が程度の差があるにせよ、感じているものであることがわかると思います。
緊張を強いられ、疲労も蓄積するであろう難曲であることは、十分に理解できるのですが、それでも聴衆をハラハラさせながら聴かせる演奏というのは、やっぱりプロっぽくはありませんよね。
どちらにしろ、大変興味深い楽曲ではあったので、もう少し安心して聴けるCDを探してみようかと思っています。
お目当てのブルックナー。
私感ではありますが、2楽章、4楽章が秀逸だったように思います。
特に4楽章、ホールの特性(デッドで音の反響が得られにくい)もあったかとは思いますが、曲の構造が大変見通しよく聞き分けられ、エンディングに向かって音が連なり重なっていくさまを把握できました。
クライマックスに向かって一緒に盛り上がれた、そんな感じの演奏で、終わりよければすべてよしといった満足感は十分に得られたと思います。
全体的には、淡泊な演奏に感じられたのですが、この辺りの感想についてはブログや掲示板を眺めてみても各人各様な様子です。
実演に足を運んだ回数はそれほど多くはありませんが、演奏後にコンマスと握手を交わさない指揮者の光景は初めて目にしました。
これは個人的な勝手な妄想ですが、オケと指揮者の関係があまり良くないのではないか、とか。
実際のところは、どうなのでしょうかね。。
どちらの曲も、大編成ぶりには驚きましたが、N響奏者の方のブログによると、指揮者の意向から、音の厚みを増すために通常よりも大きな編成で臨んだとのことです。
3階のD席では、残念ながら音の厚み、音圧を肌で感じるまでには至りませんでしたが、それでも、弦楽器が奏でる艶やかな音色は十分に堪能することができました。