所沢までゲルギエフの指揮を見に行ってきました。
ミーハーというか、素直な感想として、ウィーン・フィルを振る指揮者が目の前に立っていることに感動しました。
ストラヴィンスキー「春の祭典」
チャイコフスキー「交響曲第5番」
アンコール
くるみ割り人形から「花のワルツ」「トレパック」
お目当ては「春の祭典」の方ですが、座席には恵まれたものの客席周りの観客には恵まれず、集中できないまま演奏が始まってしまいました。
快速なハルサイです。
第1部、ゲルギエフはびゅんびゅん飛ばしていきます、これには驚き。
オケもよくついていくものです。
第2部にはいると、ペースが掴めてきたのか落ち着いてきていました。
僕も所有していますがこのコンビによるハルサイCDは、爆演として定評高いものです。
聴く側のこちらも当然爆演を期待しているわけですが、良い意味でその期待は裏切られました。
いわゆる、フォルテシモばりばりの爆演ではなく、意外にこぢんまりとした響きだったのです。
とはいえ、大変高く評価できたのは、とくに木管楽器群をはじめとした管楽器の音のヌケの良さです。
ミュンヘン・フィルでも感じられなかった、とおりの良い音を聴かせてくれていました。
ゲルギエフの指揮は、少し独特です。
まずは指揮台を使わない。
でもって、指揮しながら飛び跳ねます。
のってくるとジャンプしたりしてます。
そうして、体全体で音楽を表現しているのだとは思います。
指揮台を使わない大きな理由は、奏者のすぐそばまで歩み寄って表現の指示をだしたりする点からでしょう。
あれでは、指揮台の上だと間違いなく落ちてますね。
左手を微妙に揺らしながら細かい表現を指示している点などもDVDでみたとおりです。
ちなみに、ゲルギエフですが指揮棒持っていました。
※ウィーン・フィルとのザルツブルク音楽祭のDVDでは指揮棒を使わず指揮をしており、そういう指揮者だというイメージが強いようです。
チャイコの5番は、それほど聴いたことはありませんが、それでも最終章の盛り上がりには感動を覚えました。
正直言って、ハルサイより5番のほうが聴いていて良かったですね。
チャイコフスキーって単なるメロディメーカーではないことがよく理解できました。
ロシア独特の民族音楽的な部分がよく表現されていた演奏だと思います。

ゲルギエフはその風貌からも、どんな曲でも爆演を期待されてしまうのだろう。
心ない一部のファンからはかっぱとか呼ばれているが、その理由は指揮している後ろ姿をみると、1秒で理解できます。