マリス・ヤンソンス指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

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ブラームス :交響曲第3番 ヘ長調 op.90
ムソルグスキー(ラヴェル編曲) :組曲『展覧会の絵』

ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 ト短調(アンコール)
グリーグ:『ペールギュント組曲』第1番 op.46から「山の魔王の宮殿にて」(アンコール)

サントリーホール


屈指の名門オーケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウのコンサートに行ってきました。
中国と日本を回るツアーで、14度目の来日とのこと。
国内では全6公演を予定している2日目のコンサート。

曲目は、超メジャーというか、きわめてポピュラーな内容。
それもあってか、会場はほぼ満席。

コンセルトヘボウは、欧米ではユーザーアンケートでウィーン・フィルと二分する実力もつオーケストラとして評価されています(つまり、ラトル率いるベルリンフィルよりも高い評価)。
いわゆるS級ですね。
プロロードレースのチームでいえば、今年のCSCもしくはアスタナ、選手でいえば、サストレやコンタドールに位置づけられるオーケストラなのです(余計に訳がわからないかも?)。

で、その実力たるや...

いゃあ、格が違いました。

最初の音合わせ。
そのときに出てきたAの音がもう、全然違うんです。
鳥肌が立ちました。

弦楽器、木管も金管も、ぜんぶがぜーんぶ、レベルが違います。
本当にすごい。
機能的というか、性能がいいというか、これがS級か、と。

アンサンブルの精度の高いこと。
アインザッツをバチッと揃えて乱れないこと。
それぞれの奏者の音色とテクニック、いずれも飛び抜けて美しくすばらしいこと。
楽器のバランスのいいこと。

あの音色を生音で聴けただけでも幸せでした。
いいもの聴かせていただきました。


で、演奏された曲の感想ですが、マリス・ヤンソンスが例えば2ちゃんねる方面で不評な理由がわかりました。

どんなポピュラーな楽曲も、彼の手に掛かるとしっかりヤンソンス印が刻印されちゃうんですね。
で、その刻印が個性的というか。
所有している同コンビによる、「新世界より」では特にそんな印象はなかったのですが。

ブラームスは、コンセルトヘボウの弦の美しい音色が良く強調されて大変気持ちよく聴かせてもらいましたが、僕がこれまでイメージしていた3番はもっと男性的なものでした。
それが、彼の手に掛かると、センチメンタルというか女性的というか、そんな印象に仕上がっていました。

展覧会の絵に至っては、もう違う版のスコアを使用しているのか?と言われかねない個性的な演出でした。
主題の音符の区切り方にすごく個性を出していて、何度も聞いたことのある曲にもかかわらず新たな体験というか、意外性というか。
それはそれで、最後まで何が起きるのかわからず、とても楽しめましたけどね。

しょっぱなのトランペットは、かっちりキレイにキメましたが、その後に何カ所がでてくるソロはあやゆかったですね。
ただ、それでも安定感の次元が、国内オケとは別世界ですが。

間違いなく、今年一番のメインディッシュでした。


http://www.concertgebouworkest.nl/


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このページは、shogoisが2008年11月11日 23:56に書いたブログ記事です。

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