日本フィル 第603回定期演奏会
サントリーホール
プログラム
シューベルト:交響曲第7番《未完成》
ブルックナー:交響曲第9番
指揮:ハルトムート・ヘンヒェン
2つの未完成交響曲を聴く機会を得た。
シューベルトの未完成は、作曲途中で止めてしまった2楽章の交響曲。
シューベルトの交響曲は、番号の付け方にいろいろな流派があり、未完成交響曲を7番としたり8番としたり。
ブルックナーの第9番は、終楽章の作曲中にこの世を去った3楽章の交響曲。
3楽章だからといって何かが不足しているわけではなく、これはこれで完成されている偉大な楽曲。
残された終楽章のスケッチなどをもとに、研究家などの手によりいくつかの完全版が作られている。
でも、そんなの邪道だ。ブル9は3楽章でいい!
コンサートのお目当ては、ブルックナー。
実演は、昨年12月の若杉弘/東京フィルに続く2度目の体験。
前回はステージから遠い安い席だったこともあり、いまいちの印象だった。
今回はサントリーホールということもあり、ちょっと奮発して音響の良さそうな座席を選んだ。
今日の演奏を聴いて感じたこと。
1楽章はアンサンブルが揃わず出だしからはちゃめちゃ。
楽章が進む毎に揃ってきたか。
指揮者の意図は演奏から十分伝わってきたと思う。
悪くない。
曲中何度か出てくるゲネラルパウゼ、サントリーホールの残響をうまく生かした演奏だったと思う。
音が反響しながら消えていく様が美しかった。
日本フィルの響きは、全般的に薄い印象。ドイツ的ではないか。
ブルックナーの交響曲の中では、この9番が最高傑作であることを再認識。


コメントする